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マリッジ・カウンセリング

【マリッジ・カウンセリング】


結婚カウンセリングってアメリカ人は
結構気楽に利用する。
日本ではまだよっぽど精神的に病んでいる人とか
離婚前提というイメージがあるかもしれないけど。

カルフォルニアに住んでいた頃、
アメリカ人の女友達がある日泣きながら家に来た。

今から結婚カウンセリングに行くから
一緒に来て欲しいと言う。

カウンセリングなんて
精神病の人が行くものだと思っていた私は
よっぽど彼女の身に大変な事が起こったと思った。

よくよく話しを聞くと
彼女のだんなさんがトイレにインターネットで
プリントした巨乳の裸の写真を隠していたらしい。

それを見つけた彼女が
半狂乱になって家にやってきたのだ。
彼女は大学院を出た金髪美人の才女。

そんなアホな理由で
カウンセリングに行くなんて信じられない。
しかし、彼女の頼みだから取りあえず行ってあげた。

そこで又こんなアホな話しを真剣に聞く
カウンセラーにも驚いた。

私は彼女のだんなは通常の男だと思ったけど
カウンセラーは完全に彼女の見方。
だんなが100%悪いみたいな話しぶり。

これ以上Hな写真を見続けるようなら
こちらに連れて来いと言う。

一体どーなってんだこの国は...

しかし彼女は帰りは満足そうで、
さっきの涙はどこへやら。

次の日は仲良く夫婦で家に遊びに来た。

カウンセラーは立派に仕事を全うしたのです。
カウンセラーってのは話しをふんふんと聞くだけで
実は問題は直接には解決はしてくれない。

ただひたすら聞き、
何気にアドバイスをくれる。
あんたが悪いとも決して言わない。

もし、
彼女のだんなの方がカウンセラーに行っていたら
全く逆の事を言っていたに違いない。
何故こんなに詳しいかって?

彼女の次にしょーもない理由で
カウンセラーに行ったのは私だから(笑)

あまりの忙しさからのストレスもあり、
当時は私自信悩みが多かった。

慣れない土地、
フルタイムの学生&主婦だった多忙の私は
精神的にもかなりまいってたと思う。

カウンセラーは私の話を真剣に聞いてくれた。
その時私がカウンセラーに言われた一言を
今でもよく覚えている。

「だんなの脱いだ服はかたずける必要はありません。
目にとまってうざいなら彼のクローゼットに
全部突っ込んどきなさい。

着るものが無くなれば自分で洗濯しますよ。
家もそうです」
と男性のカウンセラーに言われた。

どう見ても頭のよさそうなこの人も
汚れた靴下を奥さんにクローゼットに
投げ込まれていると
思ったらなんだか胸がすうっーーーとした。

まさに目からうろこ状態。

結局、私も上機嫌で家に帰り、
だんなのそこら辺に脱ぎ捨てた服は
時間のある時はかたずける、

ないときはクローゼットに投げ込むという方式で
問題はあっさりと解決した。

忙しいのに全部自分で完璧にこなそうと
するからストレスが重なり、
実際は人から見れば大した事でもないのに
当人には大袈裟に思える事があるんだと実感。

カウンセラーは悩みを聞くプロ。
話し手が言って欲しい一言を
良く心得てらっしゃる(笑)

しかしこうしてカウンセリングが
充実していると言う事は
良い事だと思います。

アンガーマネージメントと言って
すぐ怒るタイプの人への教育も
気軽にみんな利用しているみたいです。

実はアンガーマネージメント
受けてみようと密かに思っている。
怒らないで人生過ごせたら本当にいいですよね。

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